カーゴニュース 2024年5月16日 第5242号

運輸・郵便業の課題、「人材面」が上位に

2024/05/16 07:00
トラック輸送 物流データ・統計・調査

 組織課題解決サービスなどを展開するOKAN(オカン、本社・東京都豊島区、沢木恵太代表取締役)は9日、全国のエッセンシャルワーカーが就労する企業10業種の経営者1030人を対象に、企業の人材定着と経営課題に関する調査を実施し、その結果を公表した。それによると、運輸・郵便業界の経営者が抱える組織課題として、「人材採用」「人材育成・教育体制」「人材定着」が上位となり、他業種より高い割合を占めていたことがわかった。

 

 同調査は、4月にインターネットによって「運輸・郵便」「製造」「医療・福祉」「情報通信業」「卸売・小売」「学術研究・専門」「技術サービス業」「生活関連サービス・娯楽」「不動産・物品賃貸業」「宿泊・飲食サービス業」の10業種の経営者を対象にアンケートを実施したもの。調査によると、運輸・郵便業界の経営者が抱える組織課題では、1位が「人材採用」、2位が「人材育成・教育体制」、3位が「人材定着」となり、人材面で課題を抱えている割合は他業種よりも高く、物流をはじめとした運転関連業務の慢性的な人材不足を象徴する結果となった。なお、4位は「生産性が低い」、5位は「業務量過多」だった。

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