カーゴニュース 2026年5月19日 第5435号
東 海運(本社・東京都中央区、松井伸介社長)は、「危険物マルチワークステーション(MWS)・新門司サイト」(北九州市門司区)の機能を拡充する。今年2月末に加温設備を増設したのに続き、今夏をメドにISOタンクコンテナの屋外貯蔵所を拡張し、蔵置能力を現在の2倍に引き上げる計画だ。
2019年4月に開業した「危険物MWS・新門司サイト」は、定温対応も含む危険物倉庫3棟(計約3000㎡)や危険物屋外貯蔵所をはじめ危険物に関する多岐にわたる機能が集約された総合物流拠点。
とくにISOタンクコンテナの物流基地としては九州地区で最大規模を誇り、リーチスタッカーを配備し、危険物の実入りISOタンクコンテナを保管できる危険物屋外貯蔵所(96基分)を有する。
危険物倉庫の一部とISOタンクコンテナの危険物屋外貯蔵所は保税蔵置所とし、AEO(認定事業者)制度の「特定保税承認者」の承認を取得。保税機能を活用した保管ニーズにも対応する。
このほか、敷地内の危険物一般取扱所では加温(スチーム・温水)、ローリー、ドラムへの詰め替えなどマルチパターンでの荷姿変更に対応。高圧ガス第1種貯蔵所、屋外ドラム貯蔵所、ドライコンテナのインランドデポも備える。
同拠点では近年、ISOタンクコンテナの取り扱いが好調で、機能の増強に着手。従来、加温設備は8口だったが、今年2月末にさらに4口を増設し、全12口とした。一度に加温できる基数を増やすことで、冬期の加温需要の増加に対応する。
また、敷地内の未開発地を活用し、ISOタンクコンテナの危険物屋外貯蔵所を拡張する。輸入品を中心に保管需要が旺盛であるため、今夏をメドに96基分のスペースを新設。これにより同拠点での蔵置能力は倍増の192基となる。
東 海運は24年9月末に「危険物MWS・朝倉サイト」(福岡県朝倉市)を開業。危険物倉庫2棟(計約2000㎡)にISOタンクコンテナの危険物屋外貯蔵所(96基分)を併設しており、九州地区全体でISOタンクコンテナ288基の保管体制となる。
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