カーゴニュース 2026年5月19日 第5435号
センコーグループホールディングス(本社・東京都江東区、福田泰久社長)の2026年3月期連結業績は、売上高8996億2000万円(前期比5・3%増)、営業利益369億9600万円(5・9%増)、経常利益352億4200万円(4・4%増)、当期純利益193億2000万円(3・8%増)の増収増益となった。人件費や下払いコストの上昇があったものの、物流事業を中心に拡販や料金改定などに取り組んだほか、M&Aの収益寄与もあり、売上高、各段階の利益とも前期を上回った。
セグメント別の業績では、物流事業は売上高5744億2100万円(4・3%増)、営業利益340億5700万円(5・2%増)の増収増益。拡販と料金改定に努めたことが奏功したことに加え、期中に高崎第2物流センター、京都PDセンター、新富士第2PDセンター、滋賀竜王センター、浦和物流センター、厚木ロジスティクスセンター第2倉庫を開設し、保管能力と輸配送ネットワークを強化したことが新規顧客の獲得などにつながった。また、昨年4月にインドのPDS International 社、11月にシンガポールのTotal Fresh Connection社をグループ化した。
商事・貿易事業、ライフサポート事業は増収増益、ビジネスサポート事業は増収減益、プロダクト事業は販売数量の減少により減収となったものの、生産性向上に努めたことで増益となった。
今期(27年3月期)は、売上高1兆200億円(前期比13・4%増)、営業利益430億円(16・2%増)、経常利益393億円(11・5%増)、当期純利益234億円(21・1%増)の増収増益を計画。売上高は拡販によるオーガニックな成長に加え、今年3月にグループ化した丸運、9月に株式取得を予定するUmiosロジなどM&Aの寄与もあり、同社として初めて1兆円の大台を超える見通し。なお、中東情勢の影響については、上期に営業利益ベースで19億円のマイナス影響を見込むが、下期に挽回するとして、通期での影響は軽微にとどまるとしている。
福田社長「1兆円は20年来の悲願」
13日に大阪市内で開かれた決算会見で福田社長(写真)は、今期の売上高が1兆円を超える計画であることについて「20年来の悲願であり、感無量の思いだ」と述べた。「今期は丸運の売上高460億円程度が通年で寄与するほか、Umiosロジが9月から連結化され250億円程度の売上高の半分が加わるなどM&Aが増収に大きく貢献する。Umiosロジはランテックと連携や協業を図りながら、グループとして冷凍冷蔵物流をさらに拡大させていきたい」との方針を示した。
また、27年度からスタートする新中期経営計画の策定を進めているとして、「期間中に売上高を5割増の1兆5000億円まで拡大したい。新中計では、従来の国内中心から海外の拡大に注力したいと考えており、増収分の半分は海外で稼いでいきたい」と説明。海外事業を拡大する手法としてM&Aを積極化していく考えを表明した。
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