カーゴニュース 2026年6月30日 第5447号
物流機器の販売・レンタルを手がけるワコーパレット(本社・大阪市中央区、古田雅也社長)は、高耐久で、耐金属性・耐水性に優れ、業界最高水準の読み取り距離を実現した「RFIDソリューション」を提供開始した。
この「RFIDソリューション」は、4月から施行された改正物流効率化法により、物流現場での省力化・効率化に迫られているユーザーから、資産の所在管理運用を改善したいという声を受けて開発したサービス。
同社が提供する商材に対してRFIDタグと読み取りリーダーをセットでレンタルするほか、ユーザーが既に保有している自社資産(既設品)へのタグの後付けも可能だ。
多彩な高性能タグで様々な環境に対応
RFIDタグは、薄く柔軟性が高いラベル仕様で、パレットやコンテナ、カゴ台車など様々な物流機器に対応できる。使用可能な温度帯は上限が85℃、下限がマイナス30℃のため、屋内外や冷凍冷蔵倉庫など、様々な現場で導入可能だ。
標準タグのほか、フォークリフト重量にも耐えられる「耐衝撃タグ」、従来のRFIDが苦手としていた金属・液体の近接環境でも安定して読み取り可能な「耐金属/耐液体タグ」があり、用途に応じてタグを選択できる。
読み取り可能距離は最長16mで、目視確認が困難な倉庫の奥や、ネスティングボックスの高所エリアで保管している荷物の管理にも有効だ。
読み取ったデータは、資産管理用のプラットフォームへ自動的に連携することができるため、手作業による管理作業を削減し、効率的に運用が可能だ。
また、倉庫の床やラックにもRFIDタグを設置することで、在庫の位置管理が可能になる。これらの機能により、出庫管理や棚卸業務などの数量管理の効率化・省力化につながるほか、位置情報を含めたリアルタイムな在庫管理が実現できる。
現場課題に応じたDXソリューションを提供
ワコーパレットは、深刻化する人手不足を背景とした物流機器の利用拡大や、それに伴う管理の負担とコストの増大により、物流DXの需要が高まると睨んでいる。
2023年7月には、カゴ台車やスリムカート、パレットなどの物流機器の滞留・紛失を防ぐ位置情報管理サービス「LP―WATS」を販売開始した。受注件数は2万台に迫る勢いで拡大しており、さらなる市場拡大を見込んでいる。
同社では、「RFIDソリューション」と「LP―WATS」を軸に、様々な現場課題に応じたIoT・RFIDソリューションを物流現場に提案していく方針だ。
購読残数: / 本
恐れ入りますが、ログインをした後に再度印刷をしてください。