カーゴニュース 2026年8月20日 第5460号
NX総合研究所(本社・東京都千代田区、鈴木理仁社長)はこのほど、企業物流短期動向調査(NX総研短観)の6月調査結果を公表した。2026年4~6月の国内向け出荷指数(荷動き指数)実績は前期(1~3月)実績より7pt上昇し、ゼロ水準となり、荷動きの回復傾向を示した。これに続く7~9月見通しは2pt上昇のプラス2と予想。22年4~6月期以降、長期にわたって水面下で推移していたが、4年半ぶりにプラス水準に浮上すると見込んだ。多くの荷主が7~9月について活発な荷動きを見込んでいるようだ。
18期連続のマイナス水準から浮上
22年から直近までの荷動き指数の推移をみると、22年1~3月実績はプラス3となり、まん延防止等重点措置の実施の影響を受け、前期(21年10~12月)のプラス12より9pt低下。4~6月実績は11pt低下のマイナス8と大幅に低下し、21年1~3月実績以来のマイナスとなった。以降、水面下の推移が続いていたが、 25年10~12月実績で大幅に改善。26年1~3月実績ではやや低下するも、4~6月実績でゼロ水準まで改善した。7~9月見通しでは22年1~3月実績以来、18期ぶりのプラス水準となった。
業種別の荷動き指数をみると、26年4~6月実績(見込み)は、パルプ・紙、木材・家具、精密機械、食料品・飲料、電気機械、一般機械の6業種がプラス。一方、その他の製造業がゼロ水準で、窯業・土石、金属製品、繊維・衣服、鉄鋼・非鉄、輸送用機械、化学・プラスチック、生産財卸の8業種がマイナスとした。7~9月見通しをみると、精密機械、パルプ・紙、その他の製造業、一般機械、電気機械、食料品・飲料、輸送用機械の7業種がプラスとなり、窯業・土石、木材・家具、繊維・衣服、金属製品、生産財卸、消費財卸、鉄鋼・非鉄、化学・プラスチックの8業種がマイナスと予想した。7~9月に前期より荷動き指数が上昇すると予想される業種は、窯業・土石、その他の製造業、一般機械、金属製品、鉄鋼・非鉄、輸送用機械、精密機械の8業種で、電気機械が横ばい。低下が予想される業種は、木材・家具、パルプ・紙、生産財卸、繊維・衣服、消費財卸、食料品・飲料の6業種と予測した。
7~9月の利用動向は一般トラックのみプラス
輸送モード別の利用動向指数をみると、4~6月実績(見込み)は、一般トラックがプラス、宅配便がゼロ水準、国内航空、鉄道コンテナ、内航コンテナ・RORO船、特積みトラックの4モードがマイナス。7~9月見通しは、一般トラックがプラスで、国内航空、鉄道コンテナ、特積みトラック、内航コンテナ・RORO船、宅配便の5モードがマイナスと予想した。7~9月に利用動向上昇が予想されるモードは、鉄道コンテナ、国内航空、内航コンテナ・RORO船の3モード。宅配便、一般トラック、特積みトラックの3モードは低下すると予想した。
外貿コンテナと国際航空輸出が堅調
輸出入貨物量をみると、外貿コンテナと国際航空の輸出が堅調ながら、輸入は引き続き低調に推移すると予想した。4~6月実績(見込み)は、外貿コンテナ輸出、外貿コンテナ輸入、国際航空輸出の3モードがプラスとなり、国際航空輸入はマイナスとした。7~9月見通しも4~6月実績と同様の動きになると予想した。4~6月実績から7~9月見通しの推移をみると、外貿コンテナ輸出が上昇する一方、国際航空輸入が横ばい、外貿コンテナ輸入と国際航空輸出が低下と予想した。
倉庫保管・在庫調整はまちまちの動きに
荷主企業の在庫量と営業倉庫の保管量の動向指数をみると、4~6月実績(見込み)は原材料在庫数がゼロ水準、製品在庫量と倉庫保管量がマイナス。7~9月見通しは、倉庫保管量がプラスとなり、製品在庫量と原材料在庫量はマイナスになるなど、まちまちの動きを予想した。4~6月実績から7~9月見通しの推移をみると、倉庫保管量と製品在庫量は上昇、原材料在庫量は低下すると見込む。
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