カーゴニュース 2026年10月29日 第5479号
UDトラックス(本社・埼玉県上尾市、伊藤公一社長CEO)は21日と22日の2日間、トラックドライバーの国際競技大会「UDエクストラマイルチャレンジ2026」決勝戦を、本社内のUDエクスペリエンスセンターで開催した。
この大会は、世界のトラックドライバーが運転スキルを競い合う大会で、今回が8回目の開催。決勝戦には15の国と地域から予選を勝ち抜いた16人のドライバーが参加し、21日には新興国市場向け大型トラックである「クエスター」を対象とした「クエスターの部決勝」、22日には大型トラック「クオン」を対象とした「クオンの部決勝」を実施した。クオンの部決勝の開会セレモニーで挨拶した伊藤社長CEOは「皆さんの日々の努力と高い運転技術が、社会を支え、動かし続けている。このイベントは、私たちが皆さんから学ぶための大切な機会でもあり、皆さんの経験や意見は、ドライバーが日々直面している現実の課題をより深く理解するうえで大変貴重だ。私たちはこれからも、あらゆる活動の中心にドライバーを据えた製品開発を続けていく。この経験を存分に楽しみ、新しい仲間と出会い、日本を体験し、素晴らしい思い出を持ち帰ってほしい」と選手を激励した。
クオンの部決勝は、日本、オーストラリア、シンガポール、南アフリカ、香港、ニュージーランドの6ヵ国・地域の代表が集まり、「クオントラクタ」を使用して運転技術と日常点検の2競技が行われた。運転技術競技は、10tの積載物を載せたトレーラをけん引して約1・1㎞のコースを4周し省燃費運転などの運転技術を審査したほか、障害物に触れずに直線走行路を走行する種目や、後退駐車の技術を競う種目などを設定し、運転技術を総合的に評価した。また、日常点検競技では、設定時間内に運行前点検が正確に行えるかを審査し、あらかじめ設定した不具合を見つけることができるかなどが問われた。
日本代表として決勝戦に参加した秋山和範さん(鈴与カーゴネット静岡)は「決勝戦への参加が決まってから周囲の期待が大きかったので、無事競技を終えることができてホッとしている。世界と競い合うことなどめったにない貴重な機会をいただき、ありがたいと感じている。同僚や後輩にもこのようなチャンスがあれば参加してほしいと思っている。客観的に評価される機会は少ないので成長できるきっかけになると思う」と語った。同じく日本代表の森本秀教さん(柳井産業運輸)は「大きな応援をもらっていたので『楽しもう』という気持ちで臨んだ。ドライバー同士、戦うだけでなくお互いに称えあい認め合えるいい機会になった。どのドライバーも安全運転や仕事に対する思いは同じだと思うので、今後多くの仲間に参加してほしい」と感想を述べた。
2日間の決勝を終え、クオンの部では日本代表の秋山さん、クエスターの部ではインドネシア代表でBSA Logistics Indonesiaの Crisanto de Sousa Sanchesさんが優勝した。
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