KOBEベジバスの仕組み

カーゴニュース 2024年8月22日 第5268号

貨客混載で有機野菜を配送

「KOBEベジバス」プロジェクトが始動

2024/08/22 13:16
宅配・ラストワンマイル 2024年問題

 神姫バス(本社・兵庫県姫路市、長尾真社長)などが連携して進める「KOBEベジバス」プロジェクトは来月2日から、神戸市西区で生産された有機野菜を、路線バスを利用した貨客混載で神戸市内の購入者へ届けるサービスを開始する。

 

 産地で収穫された野菜を、神戸市西区の「神姫バス車庫」から神戸市中央区の「三宮バス停留所」まで、中距離高速路線バスに貨客混載して運ぶもの。三宮バス停留所到着後は、神姫バスの「三ノ宮東のりばツアー待合所」で購入予約者へ商品を引き渡す。引き渡し場所は順次拡大する計画。地域で収穫された野菜を地元で消費するとともに、従来のバスの輸送空間を有効活用することで、新たな輸送手段を増やすことなく効率的な物流を実現し、輸送時のCO2排出量削減に貢献する。

 

 神姫バスでは、路線バスが地域の足として重要な役割を担い続けていくことを目的に、路線バスの運行と同時に荷物を運搬する貨客混載を通じて、「路線バス網の維持と地域との結びつきの強化を推進していく」としている。

 

 「KOBEベジバス」は神姫バス、C‐farm、神戸まるっとふぁーむ、チバファーム、そらばたけが連携するプロジェクト。

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