名鉄運輸（本社・名古屋市東区、吉川拓雄社長）は21日、来年１月１日付で社名を「名鉄ＮＸ（エヌエックス）運輸」へ変更すると発表した。同日付で、日本通運の特積み事業を承継することに伴うもの。８月21日に開かれた取締役会の書面決議で採択され、９月５日開催予定の臨時株主総会で定款の一部変更議案が決議された上で、正式に決定する。

　ＮＩＰＰＯＮ　ＥＸＰＲＥＳＳグループの特積み事業統合による特積み事業の強化と３ＰＬ・倉庫事業の拡大を進め、同社グループとのアライアンスや相乗効果をより強固にすることで顧客利便性の向上に応えることを目的に、両社の名称が並ぶ商号とする。社名変更と同時に、特積み事業の商品名も「こぐまアロー便」へリニューアルする。

　併せて、今月８日の取締役会では、名鉄運輸が今年４月１日に日本通運から株式を譲受して連結子会社化したＮＸトランスポートの一部事業を、来年１月１日付で、吸収分割方式で名鉄運輸の連結子会社４社（北陸名鉄運輸、名鉄急配、中国名鉄運輸、九州名鉄運輸）に承継した後、ＮＸトランスポートとの間で、名鉄運輸を存続会社とする吸収合併を行うことを決議した。