日本通運(本社・東京都千代田区、竹添進二郎社長)は、貨物列車の一部を貸し切る鉄道貨物輸送サービス「NXトレイン」を拡充し、新たに東京~大阪間での運行を1日から開始した。また、新区間の貨物駅に隣接するNXグループの拠点において、トラックと鉄道コンテナの積み替え業務を強化することで、Truck&Railによるモーダルコンビネーションを推進していく。
新たなNXトレインは全24両編成のうち一部を日本通運が利用する貸切型の輸送サービス。発着駅とダイヤは、下りが東京貨物ターミナル駅を22時59分に出発し、翌朝の7時5分の大阪貨物ターミナル(大阪府摂津市)に到着。そこで鉄道コンテナを取り降ろした後、同駅を10時48分に出発し、百済貨物ターミナル駅(大阪市東住吉区)に11時35分に到着する。上りは、百済タを17時7分に出発し、同55分に大阪タに到着。22時31分に大阪タを出発し、翌6時30分に東京タに到着する。東京・大阪をそれぞれ夜間に出発して早朝に到着する利便性の高いダイヤであるとともに、大阪の2つの貨物駅でコンテナの取り降ろしを行うことで幅広い輸送ニーズに対応する。
また、貨物駅に隣接するNXグループの物流拠点で貨物の一時保管や積み替えを実施。それにより、鉄道コンテナ専用トラック(緊締車)による輸送に加えて、一般トラックによる輸送も可能にすることで、鉄道輸送のバリエーションを広げるとともに、トラックと鉄道を組み合わせたモーダルコンビネーションを拡充していく。
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