カーゴニュース 2024年9月5日 第5272号

独自の鮮度保持機で新たなバリューチェーン構築

2024/09/05 07:00
コールドチェーン

 ZEROCO(ゼロコ、本社・東京都渋谷区、楠本修二郎社長)は8月28日、北海道・千歳市で食材・食品の鮮度を長期間・高品質に保持する独自の鮮度保持機「ゼロコ」(写真)を用いた初の大型設備(約165㎡)を設置し、実証実験を開始すると発表した。道内産食材を対象に在庫管理と賞味期限延長による新たなバリューチェーンの構築を目指す。


 今回の実証実験プロジェクトは、食品流通業のMMCフードサービス(本社・北海道千歳市、宮谷将徳社長)の物流倉庫に「ゼロコ」を導入するもの。農林水産省の「中小企業イノベーション創出推進事業」の助成を受けて実施する。


 実証実験では北海道産食材・食品の長期保存と賞味期限延長を通じて、生産者が在庫をコントロールし、価格を決定できる新たなバリューチェーンの構築を図る。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。