配送センターでの動作確認の様子

カーゴニュース 2024年9月10日 第5273号

コクヨロジテム
フォークリフトの遠隔操作と自動運転技術を実証

2024/09/10 07:00
荷主・物流子会社 マテハン

 コクヨロジテム(本社・大阪市東成区、松浦鉄男代表取締役)は3日、物流現場における業務効率化や働きやすい環境づくりを目的に、ARAV(本社・東京都文京区、白久レイエス樹代表取締役)とフォークリフトの遠隔操作・自動運転技術の実証実験を8月から開始したと発表した。ARAVが開発する機器をコクヨロジテムが保有するフォークリフトに搭載し、遠隔操作・自動運転技術の開発に取り組む。


 遠隔操作の実証実験では、コクヨロジテムの配送センターに設置した遠隔操作室から倉庫内にあるフォークリフトを稼働させ、標準動作の確認(走行確認、ハンドル操作等)と、作業ルート上でのパレット搬送の試験を実施。今後、自動運転についても同様の実証実験を行う。


 コクヨロジテムによると、遠隔操作は、冷暖房設備のない過酷な倉庫環境下での作業減少、オペレーターの勤務場所の制限緩和等につながり、物流現場における働きやすい環境づくりに寄与する。また、自動運転技術は、無人フォークリフト活用による人件費削減、作業可能時間の拡大(深夜~早朝)等を実現し、物流現場の生産性向上・業務効率化が期待できる。

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