次世代の長距離幹線輸送を構築へ

カーゴニュース 2024年4月18日 第5235号

センコー
ダブル連結トラック、30年に100編成

導入加速し、省人化とCO2排出削減へ

2024/04/18 17:44
総合物流・3PL トラック輸送

 センコー(本社・大阪市北区、杉本健司社長)は12 日、2030年までにダブル連結トラックの導入を加速させ、早期に100編成体制(大型トラック200台分)を構築すると発表した。

 
 同社は22年からダブル連結トラックの運行を開始し、現在、関東~関西間で8編成が運行中。24年度には中部~関東間で6編成を運行開始する予定で、その後も導入を加速させることで100編成体制の構築を目指す。

 

 その一環として、今年8月には静岡県浜松市に中継輸送基地「TSUNAGU STATION」を開設し、中継輸送を組み合わせた遵法かつ高度な長距離幹線輸送を提供し、「2024年問題」などの社会課題に対応していく。


 同社は、2年間のダブル連結トラックの運行実績で、ドライバーの省人化とCO2排出量の削減で大きな効果を創出してきた。その実績を踏まえ、計14編成に拡大する24年では、従来の運行体制と比較して年間約2万3263時間(削減率39・5%)の省人化が可能だと予測。この削減率のまま100編成に拡大する30年では、年間約16万6166時間の省人化につながると想定している。


 CO2排出量については、24年に年間928t(削減率32・4%)の削減につながると試算しており、これが30年になると、年間6631tの削減が可能になるとしている。 

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