カーゴニュース 2025年12月11日 第5395号

運輸労連
26春闘要求は「1万7300円中心」へ

賃上げ実現に向け運輸セミナー開催

2025/12/11 06:00
全文公開記事 トラック輸送 人材・働き方・賃金 団体

 全日本運輸産業労働組合連合会(運輸労連、成田幸隆中央執行委員長)は8日、第56回運輸セミナーを開催した。2部形式で行われ、第1講演は日本労働組合総連合会(連合)総合政策推進局総合局長の仁平章氏が連合の「2026春闘」の方針をテーマに講演した。第2部は国土交通省物流・自動車局貨物流通事業課課長補佐の平田伸一氏がトラック適正化二法の概要などを中心に国交省のトラック行政について説明した。セミナーはオンライン方式で実施し、218人が参加した。

 

 開催にあたって挨拶に立った成田委員長(写真)は、3日に開催した中央執行委員会で2026年春闘の賃上げ要求額について、賃上げ率は定期昇給分の1・5%と他産業および業界内での格差是正分や物価上昇分の5・0%を加えて6・5%とし、要求額は1万7300円中心とする方針を示したことを報告。1月に開催する中央委員会での審議を経て要求額を決定したいと述べ「徹底的に要求実現にこだわりたい」と強調した。

 

 また、6月に成立したトラック適正化二法について、労働組合の働きかけにより、トラック運送事業法の目的に「労働環境の適正な整備に留意すること」を明記し、事業者の義務として労働者の適切な処遇の確保のために必要な措置を実施すること」が追記されたことを報告。同法に基づく施策の実施により、労働環境の整備や労働者の処遇改善が促進されるよう、労組としても注視していく考えを示した。

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