カーゴニュース 2024年11月12日 第5291号

安田倉庫
グループ会社が輸送・保管中の衝撃検知ツール開発

2024/11/11 16:00
グローバル物流 DX・システム・新技術

 安田倉庫(本社・東京都港区、小川一成社長)は6日、連結子会社である日本ビジネスロジスティクス(JBL)が輸送・保管中の落下等による衝撃の有無を可視化できる衝撃検知ツール「Shock Eye」を新発売したと発表した。360度全ての衝撃に反応し、環境温度マイナス20℃から60℃まで対応できる。

 

 国際輸送などで商品を発送する際、落下や衝撃で貨物破損が発生し、対応に苦慮しているという声が多く寄せられている。また、不特定多数の荷扱い業者が介在する国際輸送で貨物取り扱いの注意を喚起し、乱雑な荷扱いを未然に防ぐ警告ツールが求められていた。これらの課題を解決し、輸送品質を向上させるために、Shock Eyeの開発に着手した。

 

 Shock Eyeを貨物に貼付することで、輸送・保管中の落下による衝撃の有無を可視化できる。警告ラベルと併用することで、荷扱い作業者への貨物取り扱いの注意を喚起し、乱雑な荷扱いによる破損トラブルを未然に防ぐ効果が期待される。

 

 輸送品質の向上とともに、①破損などのクレーム件数の減少②保険求償手続きの減少③トラブルの原因究明、対策立案などのワークロード削減④返品手配や再納品に関連する輸送費用や廃棄費用の削減――といったメリットが見込まれる。 

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