カーゴニュース 2024年4月25日 第5237号
プロロジス(本社・東京都千代田区、山田御酒会長兼CEO)は22日、茨城県古河市で開発を進めていた物流施設「プロロジスパーク古河5」(写真)を竣工し、15日に竣工式を行ったと発表した。延床面積約5万1192㎡の4階建てで、既存顧客専用のBTS型となる。
同施設は、物流施設が集積するロジスティクスパークとして開発中の「プロロジス古河プロジェクトフェーズ2」の敷地内に開発され、関東地方のほぼ中央に位置する北利根工業団地内に立地。国道や高速道路を利用して東西南北の主要都市や港、空港まで約1時間で到達できるほか、圏央道「五霞IC」および「境古河IC」から約10分であることから、関東全域だけでなく東北方面や関西方面への配送にも強みを持つ。
設備面では、スロープを併設しており、45ftコンテナセミトレーラが2階のトラックバースへ直接アクセス可能。1・2階合わせて約50台分のバースを設けたほか、敷地内には約40台分のトラック待機場も整備した。
環境面では、屋根面に自家消費型太陽光パネルを設置し、余剰電力は「プロロジス古河プロジェクトフェーズ2」の各施設へ供給されるほか、他施設へ自己託送する。また、非化石証書の活用により、施設内の使用電力を実質100%再生可能エネルギー由来にするとともに、CO2排出量をゼロにする。さらに、倉庫内には通常のLED照明と比較して電力使用量を半減できる高天井用センサー付きインテリジェントLED照明を採用。併せて、消費電力や水の使用量をリアルタイムでモニタリングできる「プロロジススマートボックス」も導入した。
プロロジスは、「プロロジス古河プロジェクトフェーズ2」で、すでにマルチテナント型の「プロロジスパーク古河4」「古河6」を稼働しており、今後は「古河7」「古河8」の開発を計画している。
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