会見に臨む中野国交大臣

カーゴニュース 2024年11月19日 第5293号

国交省
中野洋昌新大臣が就任会見

「物流革新を全力で推進」

2024/11/18 16:00
行政

 11日に発足した第2次石破内閣の国土交通大臣に、中野洋昌衆議院議員が就任した。新大臣は国交省出身で、石破内閣で最年少の大臣となる。13日に専門紙記者会見を開き就任の抱負を語った。中野氏は「国土交通省は幅広い分野を所管しているが、いずれも国民の命と暮らしの安全・安心に直結する重要分野だ。身を引き締めて職務に励んでいく」と決意を述べた。

 

 中野国交大臣は1978年京都市出身の46歳。東京大学教養学部卒、米コロンビア大学国際公共政策大学院修士号取得。2001年に省庁再編で誕生した国交省の入省1期生で、課長補佐を経て12年衆院選で兵庫8区より初当選した。公明党所属で現在5期目。経済産業大臣政務官を務めた。

 

 国交省入省後に最初に配属されたのは物流政策部門で、海事局内航課にも約3年間在籍。地元兵庫県には神戸港があり、公明党海事・港湾振興議員懇話会幹事長として港湾振興に取り組むなど、物流行政とも縁が深い。

 

 会見では、物流の「2024年問題」への対応について「物流の担い手不足は深刻であり、政府全体で取り組むべき重要課題だ。昨年6月に政府は『物流革新に向けた政策パッケージ』を取りまとめ、抜本的かつ総合的に課題解決に取り組んでいる。また、今年5月に公布した改正物流法は物流革新を関係省庁が一丸となって推進を図るものだ。国交省は今年を『物流革新元年』と位置づけており、全力で施策を推進する」と意欲を表明した。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。