三井倉庫
韓国法人が釜山新港に第二倉庫を建設
2024/11/21
グローバル物流
カーゴニュース 2024年5月9日 第5240号
近鉄エクスプレス(KWE、本社・東京都港区、鳥居伸年社長)は2日、ベネルクス法人のKintetsu Express(Benelux)B.V.(KWEベネルクス)が、オランダで航空貨物ターミナル(完成イメージ)を12月に開業すると発表した。自社ターミナルでの貨物取り扱いを通じて、航空輸出入事業の拡大や欧州でのプレゼンス向上、欧州~アジア・米州間の取扱物量の増加を目指す。
新ターミナルの面積は約1万8270㎡。スキポール国際空港貨物地区に開設され、航空会社の貨物施設に近いなど利便性の高い立地にある。ターミナルでは、航空混載貨物のULD(ユニット・ロード・デバイス)の積み降ろしを行うほか、GDP(医薬品の適正流通基準)認証の温調機能施設を設置し、高度な温度管理が必要な医療・医薬品の取扱いにも対応。セキュリティ面ではTAPA認証の取得を目指す。
このほか、環境面では建築材料に木材やリサイクル可能な低炭素排出鋼のXCardスチールを採用。屋根にはソーラーパネルを設置し、完成時には英国の環境評価システム「BREEAM認証」のエクセレント評価を取得する予定。
KWEベネルクスのアムステルダム支店は、スキポール国際空港から約10㎞地点に第1倉庫(倉庫面積約1万811㎡)と第2倉庫(約4423㎡)を稼働している。今回の航空貨物ターミナル開業に併せて、第1倉庫にロジスティクス業務を集約し、オペレーション全体の効率化と最適化を図るとともに、航空貨物サービスの強化と品質向上につなげたい考え。
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