東ト協
「トラックの日」の児童絵画を表彰
2024/12/26
トラック輸送
団体
カーゴニュース 2024年12月24日 第5303号
ユーグレナ(本社・東京都港区、出雲充社長)は18日、軽油にHVO(Hydrotreated Vegetable Oil=水素化植物油)を51%混合した次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」(写真)を開発し、供給を開始すると発表した。この「HVO51%混合サステオ」は軽油規格に適合しており、軽油と同様にディーゼルエンジン車に使用できる。
HVOはバイオマス原料を水素化処理した燃料で、単独でも軽油との混合でもドロップイン燃料(従来燃料の代替として利用できる燃料)として利用が可能。しかし、日本では100%HVOは軽油引取税で定める軽油密度の下限値を下回るため、この税法に基づき、製造承認を受けている施設で軽油と混合し、軽油規格に適合させる必要がある。HVOは混合比率が上がるほど税法上の軽油密度への適合が難しいことから、同社ではこれまで、軽油規格に安定的に適合させるため「HVO20%混合サステオ」を主に供給してきた。しかし、昨今の世界的な気候変動や、日本が掲げる温室効果ガス排出削減目標などを鑑み、CO2の排出削減効果が高く、かつ、軽油規格にも適合する燃料が必要だと判断し、今回の「HVO51%混合サステオ」の開発に至った。
なお、改正省エネ法における特定荷主や特定輸送事業者が「HVO51%混合サステオ」を専用で車両に使用する場合、バイオ燃料の混合割合が過半を占めるため、同法で提出が義務づけられている中長期計画書において「非化石エネルギー自動車」としての報告が可能となる。
購読残数: / 本
恐れ入りますが、ログインをした後に再度印刷をしてください。