JR東日本
新幹線荷物輸送で大口定期サービス開始へ
2025/03/11
貨物鉄道・通運
カーゴニュース 2025年3月6日 第5321号
JR貨物(本社・東京都渋谷区、犬飼新社長)と芙蓉総合リース(本社・東京都千代田区、織田寛明社長)は3日、31ftコンテナ(写真)に関するリース契約を締結し、同コンテナの使用を開始したと発表した。製作個数は60個で、2月から全国主要駅間で順次運用を開始している。
31ftコンテナは、大型トラック(10tトラック)とほぼ同等の積載容量を持つことから、輸送単位や荷役作業を変更することなく、トラック輸送から鉄道へのモーダルシフトをスムーズに実現できる。今回、JR貨物、芙蓉総合リースおよび利用運送事業者で構成された協議会の事業が、国土交通省の「モーダルシフト加速化緊急対策事業」の認定を受けたことから、補助金を活用して31ftコンテナを新製したもの。
これにより、モーダルシフトを検討している新規顧客や片道のみの輸送需要などに、より対応しやすい体制を整える。また、片道輸送の場合は、求貨求車システムを運用する3PL事業者と協業し、回送コンテナの積荷化を図るスキームづくりを進め、31ftコンテナをより効率的に利用できるための取り組みを進めていく。
今回新製した31ftコンテナは、妻側および両側面が開くウイングタイプ。妻側一方開きと異なり、コンテナの両サイドからフォークリフトで荷物を積み込むことができるため、荷役場所を選ばないなど荷役効率が高まる利点がある。
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