スローガンを発表する横塚社長

カーゴニュース 2025年4月22日 第5333号

アサヒロジスティクス  
25年度経営計画発表会を開催

スローガンは「いいねがもらえる仕事をしよう!」

2025/04/22 07:00
全文公開記事 総合物流・3PL 経営計画・戦略

 アサヒロジスティクス(本社・さいたま市大宮区、横塚元樹社長)は16日、東京都内で2025年度経営計画発表会を開催し、横塚社長が24年度実績と25年度経営方針を説明した。

 

 24年度実績(速報値)は、単体売上高が前期比102%の477億6200万円。連結では売上高が前期比107・6%の600億円で、経常利益は28億1600万円だった。

 

 同社グループでは、会社設立70周年を迎えた24年度は「安全品質と生産性を高め価値ある物流を実現しよう!」をスローガンに活動。人材面では、初任給引き上げやベースアップと定期昇給、赴任手当の新設など待遇改善を推進したほか、人事制度改革プロジェクトを開始した。さらに、国内初の特定技能外国人ドライバーを採用した。人員はグループ全体で前年比600人増の7752人、うちサービスドライバーは240人増の2731人となった。また、女性サービスドライバーは昨年の177人から223人に増加し、8・2%を占めた。

 

 拠点については昨年6月に「郡山共配センター」を開設し、東北方面での配送網強化を図った。

 

 また、川越自動車学校では、昨年6月から中型免許短期取得プランの一般向け販売を開始し、200人が入校した。

 

 福利厚生と社会貢献への取り組みでは、プロ野球チーム・東北楽天ゴールデンイーグルスのオフィシャルスポンサーとしての取り組みを強化し、楽天ボールパークツアーを開催したほか、オリジナルカラーリング車両を導入し、仙台市内の外食店舗を中心に運行した。また、埼玉県内の中学校での交流授業や小学生のセンター見学を通じて、物流に触れてもらう機会を創出した。

 

 横塚社長は、「今後は人材を確保できるか、様々なチャレンジができるか、お客様への要望に対応できるか――で勝負が決まる」としたうえで、「先を見据えて人材を採用・育成することや、先行投資によりキャパシティを確保することを重視していく。さらに、アサヒロジスティクスグループだからできる付加価値の高い仕事をしていきたい。そのためにも持続可能な物流をお客さまと構築し、他社や他業界に負けない待遇・環境づくりをしていく」と表明し、25年度は、「いいねがもらえる仕事をしよう!」をスローガンに活動する方針を示した。

 

25年度は連結売上高635億円見込む

 

 25年度の活動方針として、人材面では研修施設である「滑川福田センター」の機能充実を目指す。指導員の増員と実技研修の少人数化によりマンツーマン指導を可能とし、より実務に近い研修内容にする。また、女性ドライバーは、全体の10%を目標に採用・教育を推進する。

 

 省人化・省力化への取り組みとしては、「草加常温センター」でテスト稼働している自動倉庫「AutoStore」を本格的に稼働させる。

 

 拠点の開設は、4月に「花見台共配センター」を竣工。11月には「八戸共配センター」を開設し、東北のネットワークを完成させる。さらに、来年2月には関西地方で初めての拠点である「茨木共配センター」を開設する。また、アサヒフレッシュロジの「狭山センター」および「取手センター」を移転し、物流機能の効率化と働きやすい環境を整備する。

 

 このような取り組みにより、25年度は、連結売上高635億円(単体では512億円)、連結経常利益35億円を見込む。

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