Mechによる荷積みの様子

カーゴニュース 2025年5月20日 第5339号

川崎重工
バンニングロボット向けアームを開発

米ユニコーン企業と提携

2025/05/19 16:00
全文公開記事 マテハン DX・システム・新技術

 川崎重工業(東京本社・東京都港区、橋本康彦社長執行役員)は8日、米国ユニコーン企業のDexterity(デクステリティ、サミール・メノンCEO)と戦略的提携を締結し、トラックへの自動荷積みを行うデクステリティ社のAIバンニングロボット「Mech(メック)」を共同開発したと発表した。

 

 「Mech」は、物流施設でのトラックへの荷積みをAIにより自動化する世界初のロボット。施設内を自走し、2本のロボットアームで荷積みを行う。川崎重工はこのロボットアームの開発を担当した。トラックの荷室内で最大限の動作範囲と動作の自由度を確保するため、一般的な産業用ロボットアームより2軸多い8軸を採用した。ロボットアームの最大可搬質量は30㎏を有し、デクステリティ社の高度なAI技術と組み合わせることで、これまで困難だった「大きさの異なる荷物を組み合わせて荷室の隅まで効率よく積載すること」や「配送中の荷崩れを防ぐため荷重を分散させた積み込み」などが可能となる。

 

 荷積み作業の負担軽減や物流施設の省人化を見据え、現在、国際的な物流企業で「Mech」の導入に向けた実証実験が行われている。

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