カーゴニュース 2025年7月10日 第5354号

イトーキ
自動仕分けシステム「Ⅹ―NR」開発

3次元ピッキングが可能、26年に発売予定

2025/07/10 07:00
全文公開記事 倉庫・物流施設 マテハン

  イトーキ(本社・東京都中央区、湊宏司社長)は3日、オフィス家具に次ぐ第2の事業の柱に位置づける「設備機器・パブリック事業」の新ビジョンを滋賀工場で発表した。「専門領域の〝働く〟と〝未来〟を切り拓く」のビジョンを提示し、物流、調剤、災害対応、文化施設など多様な領域における価値創出を目指す。

 

 物流領域では、高速荷揃え機能を備えた自動仕分けシステム「Ⅹ―NR(プロジェクトコード)」(写真)の開発と、2026年からの市場投入を発表した。同機は高速入出庫処理と収納効率を両立した在庫特化型モデルで、同社のシステマストリーマーシリーズ(SAS―R)の新たな方向性を示す製品。SAS―Rの持つ「順立て」「荷合わせ」「ピッキング」の処理機能を踏襲しつつ、シャトル台車に上下昇降機を追加し、水平方向と垂直方向への3次元ピッキングを可能とする。加えて、シャトル台車の薄型化などにより、既存の「SAS―R」と比較して、収納効率の向上も実現している。また、2mピッチでメンテナンスデッキを標準設置し、各階層ごとに独立した作業空間を確保しているため、緊急時や点検時の安全性と効率性が高い。

 

 製造業の1次保管庫やECや医薬品、化粧品など多品種小ロット物流の領域での導入を想定している。    

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