カーゴニュース 2024年6月6日 第5248号

三菱ロジスネクスト/24年3月期
米国が好調、増収増益で過去最高を更新

2024/06/06 14:23
決算 マテハン

 三菱ロジスネクスト(本社・京都府長岡京市、間野裕一社長)は8日オンラインで、2024年3月期の決算を発表した。売上高は7017億円(前期比14・0%増)、営業利益は426億円(同279億円増)、純利益は275億円(同206億円増)の増収増益となり、いずれの数値も過去最高となった。

 

 国内市場は、コロナ禍前の水準で堅調に推移し、海外市場も回復基調にある中で、価格適正化、生産の整流化・リードタイムの短縮が進み、好調な業績につながっている。

 

 とくに米国では、豊富な受注残の出荷が進み、売上高が25%増と大きく伸長、全体を引き上げた。利益面では国内からの輸出とグローバルにおける価格適正化が寄与、また、為替の円安も営業利益を大きく引き上げている。営業利益率は6%の前期目標値に対して7・5%となった。

 

 また、25年3月期の業績予想は、売上高6800億円(前期比3・1%減)、営業利益380億円(10・8%減)を見込む。国内は引き続き堅調な推移を予想するが、前期の反動で米国の在庫調整が進み減収を見込む。利益面では人件費・資材費の増加が影響すると見通す。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。