カーゴニュース 2026年5月21日 第5436号

セイノーHD/26年3月期 
運賃改定、M&A効果で2ケタ増収増益

物量微減も、㎏運賃単価は3・7%アップ

2026/05/20 16:00
全文公開記事 総合物流・3PL トラック輸送 決算

 セイノーホールディングス(本社・岐阜県大垣市、田口義隆社長)の2026年3月期連結業績は、売上高が8129億6500万円(前期比10・3%増)、営業利益が376億500万円(25・8%増)、経常利益が372億6400万円(32・5%増)、当期純利益が236億3800万円(22・8%増)となり、2ケタの増収増益を確保した。主力の輸送事業で運賃・料金の適正収受が進んだほか、24年10月にグループ化したMDロジスの収益が通年寄与したことで、大幅な増収増益となった。

 

 セグメント別の業績では、輸送事業が売上高6308億9000万円(13・9%増)、営業利益274億2500万円(32・2%増)。個人消費の伸び悩みを受け、主力の特積み事業の物量が前期比0・6%減となったものの、運賃適正化により㎏単価が3・7%増となったことが増収に寄与した。利益面では下払い費の増加があったものの、運行便の効率化などで抑制した。前期は半年分にとどまったMDロジスの売上高が通年寄与したことで、収益を押し上げた。

 

 自動車販売事業は売上高1103億4600万円(4・3%減)、営業利益69億1700万円(3・4%減)。新車販売は乗用車、トラックとも前年実績を下回ったが中古車販売は堅調に推移した。物品販売事業、不動産賃貸事業はともに増収増益だった。

 

 27年3月期連結業績は、売上高8255億円(前期比1・5%増)、営業利益414億円(10・1%増)、経常利益418億円(12・2%増)、当期純利益275億円(16・3%増)の増収増益を計画。主力の特積み事業の物量は前期比1・5%増、kg単価は前期比2・8%増を見込む。なお、中東情勢による業績への影響は織り込んでいない。

 

田口社長「運賃適正化は順調に進捗」

 

 14日にオンラインで会見した田口社長は、顧客への適正運賃交渉が進んでいることについて「毎年、お客様の3分の1ずつに運賃改定をお願いしているため、お客様にとっては3年周期での改定となり、計画が立てやすくなっている。また、単に金額を上げてくださいというお願いではなく、お客様の付加価値向上につながる提案も同時に行っている」と説明した。

 

 また、足元での中東情勢での影響について「現在は石油由来商品の荷動きが活発になっているが、今後の動向や業績への影響は見通せる段階にはない」と述べた。

26年3月期の物量・単価実績
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