カーゴニュース 2026年10月22日 第5477号
ネスレ日本(本社・神戸市中央区、島川基社長兼CEO)と明治(本社・東京都中央区、八尾文二郎社長)は16日、関東~関西間で海上輸送を19日から開始すると発表した。この取り組みでは、両社の貨物を往復輸送で組み合わせる「ラウンド輸送」を導入することで空荷走行を削減し、物流効率の向上とCO2排出量の削減を図る。
今回開始する海上ラウンド輸送では、関東から関西への輸送で明治の「明治ほほえみ」をはじめとした粉ミルク製品を、関西から関東への輸送においてネスレ日本の「ネスカフェ ゴールドブレンド」など飲料製品を運ぶ。郵船ロジスティクスが全行程の輸送を手配する。
往路は明治野田倉庫(千葉県野田市)から千葉港を経由し、明治西日本MDC(大阪府高槻市)へ、復路はネスレ日本尼崎MDC(兵庫県尼崎市)から堺泉北港経由でネスレ日本野田物流センター(千葉県野田市)に輸送する。物流拠点や工場と港の間は、陸路でトラックを使用。なお、輸送頻度は週1回(往復)で順次頻度を拡大予定。
輸送にはトラックの荷台部分(トレーラ)のみを船で運び、運転手が長距離を走行しない方式を採用。これにより、長距離輸送におけるドライバーの拘束時間を削減するとともに、空荷走行の削減による車両稼働率の向上を実現。これらの取り組みにより、トラック輸送のみの場合と比べて、年間のCO2排出量を約56%削減できる見込み。
ネスレ日本と明治は、この取り組みを両社間の物流連携の第一歩と位置付けており、今後も運用実績を踏まえながら、新たな輸送ルートや地域への展開可能性を検討し、物流の効率化と環境負荷低減の両立を目指す。
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