カーゴニュース 2024年8月6日 5266号

6月の有効求人倍率
ドライバー職は2.45倍

前月より上昇も、2倍台前半が継続

2024/08/06 08:00
トラック輸送 人材・働き方・賃金 物流データ・統計・調査

 厚生労働省が発表した2024年6月のトラックドライバーを含む自動車運転職の有効求人倍率(常用、パート含む)は2.45倍となった。前月比で0.08ptの増加だが、前年同月比では0.08ptの低下となった。
 

 近年のトレンドを振り返ると、新型コロナの感染拡大による荷動き低迷などから労働需給が緩み、2020年3月から3ヵ月連続で3倍割れを記録。さらに同年6月から9月まで4ヵ月連続で2倍の水準を割り込む水準まで落ち込んだが、同年10月以降は45ヵ月連続で2倍台を継続中。昨年7月~10月は4ヵ月連続で2.6倍台となり、11月以降は3ヵ月連続で2.7倍台となった。2月は再び2.6倍台に戻り、3月は2.5倍台、4月は2.4倍台、5月は2.3倍台となったが、6月は再び2.4倍台に戻った。新規求人倍率は3.84倍となり、前月比で0.59ptの上昇、前年同月比では0.06ptの上昇となった。

 

 なお、全業種の5月の有効求人倍率は1.23倍で前月から0.01ptの低下。新規求人倍率は2.26倍で、前月比0.10ptの上昇だった。

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