カーゴニュース 2024年9月12日 第5274号
ミズノ(本社・大阪市住之江区、水野明人社長)は、建設業や物流業などの作業現場労働者向けに、作業中もずれにくいフィット感を追求した「産業用ヘルメットFT01(エフティーゼロワン)」を法人向けおよびミズノワーク品を取り扱う全国の作業用品専門店やホームセンター、ミズノ公式オンラインなどで20日に発売する。ミズノが産業用ヘルメットを発売するのは初めてとなる。
物流業では2023年10月から労働安全衛生規則が改正され、最大積載量2t以上5t未満のトラックにも、条件付きで荷役作業時にヘルメット着用が義務付けられるなど、業務中の労働者の安全を守る対策が強化されている。しかし、ミズノ独自のアンケート調査によると、現在使用している産業用ヘルメットに関して、約8割の人が不満を抱えており、最も多い不満はヘルメット内の蒸れ、2番目には作業中のずれという結果だった。
「産業用ヘルメットFT 01 」は、後頭部にゴムバンドを使用した独自のフィッティング構造である「Mizuno-Fitmet( ミズノフィットメット)」(写真)を採用。頭の動きで頭囲が変化しても、頭の形に合わせて後頭部のゴムバンドが寄り添うため、頭に圧迫感を感じにくく、作業中多少ずれたとしても、頭にフィットし続けることができる。
また、ヘルメットとライナーの間に空間を作ることで、ヘルメット前方から入ってきた風が、頭頂部を通って後方に排出されるため、作業中の暑さや蒸れを軽減。ヘルメット内部の、耐衝撃性を向上させるパーツのライナーには、樹脂製の素材を採用している。
プラスチック内装のため本体を水洗い可能。付属の額当ても吸汗速乾素材の生地を採用し、取り外しが可能なためヘルメット本体を清潔に保つことができる。
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