カーゴニュース 2024年4月16日 第5234号

C&F、TOB表明のAZ‐COMに質問送付

2024/04/16 15:26
荷主・物流子会社 M&A

 C&Fロジホールディングス(本社・東京都新宿区、綾宏将社長)は10日、同社株式の公開買付け(TOB)を表明しているAZ‐COM丸和ホールディングスに対し、質問事項を送付した。

 

 質問ではまず、5月上旬としているTOB開始時期について、3月21日のTOB意向表明からの猶予期間を1ヵ月強とした理由を尋ねるとともに、開始時期の延期についての検討の可否についても尋ねている。その場合、TOB開始時期の延期の交渉に応じることを条件に、デュー・デリジェンスに協力する用意があるとした。

 

 また、AZ‐COM丸和HDの社長である和佐見勝氏の年齢が79歳であることについて、「今後、数年以内に代表取締役から退く可能性は否定できない」との見解を表明。和佐見氏の退任はTOB後のC&Fの経営方針にも大きな影響を及ぼすとして、後継者候補の育成に関する見解なども求めた。

 

 なお、同社は今回の質問送付について、「当社の意見を表明するものではない」としている。

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。