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　ブリヂストン（本社・東京都中央区、石橋秀一Ｇｌｏｂａｌ ＣＥＯ）は、舗装路・高速走行向けのトラック・バス用オールシーズンタイヤ「Ｍ８９９」（写真）を、３月３日から発売する。

　「Ｍ８９９」は、車型ごとのタイヤの使われ方や求められる性能を考慮し、サイズ別にパターンを最適化している。大型カーゴトラックなどの前後輪に装着される２７５／80Ｒ22・５サイズの場合、従来品の「Ｍ８８８」と比較し、フロント装着時の偏摩耗量を48％低減し摩耗ライフ性能が15％向上したほか、ウェット加速タイムを45％短縮した。トラクタヘッドの後輪などに装着される２８５／85Ｒ22・５サイズでは、摩耗ライフ性能が26％向上したほか、ウェット加速タイムを24％短縮した。

　また、タイヤの骨格であるケースの熱劣化を抑制する「ロウ・サーマルケース」と、カーボンブラックの分散を均一化しカーボンブラックとポリマーの結合を最適化した「タフロングコンパウンド」を採用したことで、新品時のライフ性能およびリトレッドを見据えたケースの耐久性が向上し、経費削減やタイヤ廃棄時に発生するＣＯ２の削減、資源生産性向上など環境負荷低減につながる。さらに、サイプ同士が支え合うことでブロックの倒れこみを防ぐ「３Ｄ―Ｖウェーブサイプ」を採用しウェット性能と耐偏摩耗性能を両立することで、安全運行や業務効率化に貢献する。

　発売サイズは、２７５／80Ｒ22・５　１５１／１４８Ｊなど４サイズ。