Avride社の配送ロボット

カーゴニュース 2025年3月4日 第5320号

楽天G
ロボット自動配送サービスに新機種導入

対象店舗と配送地域を拡大

2025/03/03 16:00
荷主・物流子会社 宅配・ラストワンマイル マテハン

 楽天グループ(本社・東京都世田谷区、三木谷浩史会長兼社長)は2月27日、自動配送ロボットによる商品配送サービス「楽天無人配送」で、新たに米Avride社の配送ロボットを導入した。併せて、2月から対象店舗や地域を拡大し、サービスを拡充。今後は新ロボットの導入台数を順次10台まで増やしていく予定としている。

 

 「楽天無人配送」は昨年11月に東京都中央区晴海全域および月島と勝どきの一部でサービスを開始。スターバックスなど3店舗の商品を、対象地域内の届け先に毎日配送してきた。今回、今後のさらなる需要拡大に備えて配送体制を強化するため、従来のロボットに加えて、Avride社の配送ロボットを新たに導入。日本で同社のロボットがサービスに利用されるのは初となる。ロボットの種類や機体数を拡充した場合にも対応可能とするため、注文内容に応じて最適なロボットの自動割当などを行う配送システムの改良と、自動配送ロボット10台によるサービス提供体制の構築を図り、実証実験を行った。

 

 また、今月からケーキ店の「パティスリーハット」や「ファミリーマート晴海センタービル店」が新たに対象店舗に加わった。さらに、対象地域は晴海全域と月島1~4丁目の一部、勝どき1~6丁目の一部へと範囲を広げ、注文時に指定できる届け先の数は91ヵ所となった。

 

 楽天の向井秀明執行役員インキュベーション事業ヴァイスプレジデントは「今後のさらなるサービス拡充に向けて、Avride社と協業できることを嬉しく思う」とコメントしている。

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