カーゴニュース 2024年5月14日 第5241号

ロジスティード
アルプス物流をTOBなどで子会社化へ

アルプスアルパインも株式20%を継続保有

2024/05/14 07:00
荷主・物流子会社 総合物流・3PL M&A

 ロジスティード(本社・東京都中央区、中谷康夫会長兼社長)は9日、アルプス物流(本社・横浜市港北区、臼居賢社長)を買収すると発表した。株式公開買い付け(TOB)などを通じて、最終的に同社の株式の80%を取得する。株式約48・8%を保有する筆頭株主のアルプスアルパインは、買収後も20%の株式を継続保有する。電子部品の物流事業に強みを持ち、国際物流も展開するアルプス物流を傘下に加えることで、3PL事業の基盤強化につなげる。

 

 ロジスティードは、100%出資の特定目的会社を通じてTOBを行い、まずはアルプスアルパインを除く株主から株式約51・3%の取得を目指す。TOBは8月中旬に開始する予定で、9日の終値に約3割のプレミアムを乗せた1株5774円で買い付ける。TOB成立後にアルプスアルパインの保有分も含めていったん全株を取得するが、アルプスアルパインは買収主体となる100%子会社に出資する形で、最終的に株式20%を保有する。アルプス物流は上場廃止となる。

 

 アルプス物流は同日、TOBに賛同すると発表し、既存株主に対し応募を推奨する方針を表明した。

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