自動フォークによる荷役の様子

カーゴニュース 2025年4月24日 第5334号

NLJ  
AGF等での自動荷役効率化を実証

6割超の省スペース化と荷役時間25%短縮

2025/04/23 16:00
全文公開記事 効率化・改善 マテハン DX・システム・新技術

 NEXT Logistics Japan(NLJ、本社・東京都新宿区、梅村幸生社長)は18日、将来的な自動クロスドック(物流結節点)の運用に向け、自動荷役の効率化を目指した実証を行ったと発表した。自動運転フォークリフト(AGF)と自律走行搬送ロボット(AMR)を利用した実証を通じ、6割以上の省スペース化と25%の荷役時間短縮を実現した。

 

 同実証は、経済産業省が実施する2024年度「無人自動運転等のCASE対応に向けた実証・支援事業」のもとで、委託事務局が公募する「物流の実現に向けた研究開発・実証事業(見える化・自動荷役等による輸配送効率化)」の実施団体として行ったもの。AGFとAMRにそれぞれの作業を特化・分担させ、動作領域の融合を図るとともに、装着・脱着の手間がかからない新たな養生材を開発・活用して、トラックへの荷積み・荷降ろし作業を検証した。検証には、アイシンがAMRの提供で、豊田自動織機がAGFの提供で協力した。

 

 その結果、使用エリアは前回実証比で6割以上の省スペース化を実現したほか、作業時間は約25%短縮を達成。有人作業と同等の荷役時間や効率を実現できることを確認した。今後は実装に向けて対応可能なパレットのバリエーション増加を目指す。また、共同輸送用自動運転トラックとの連動を想定し、モビリティ・ハブでの物流効率化に貢献する機能や協調が可能な領域の抽出を実施していく。

 NLJは「実証で得られた成果を活かし、今後もモビリティ・ハブでの自動運転トラックと連携した自動荷役の実装を目指し、取り組みを一層加速していく」としている。

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