岩谷産業(本社・大阪市中央区、間島寛社長)、コスモエネルギーホールディングス(本社・東京都港区、山田茂社長)、コスモ石油マーケティング(東京都港区、森山幸二社長)の3社は8日、国内最大の公共トラックターミナルである京浜トラックターミナル(東京都大田区)内に、燃料電池(FC)トラック向け水素ステーション「岩谷コスモ水素ステーション平和島」を開所した。FCトラックに大量の水素を短時間で充填することで、物流業界の脱炭素化を支援していく。
新たな水素ステーションは、日本自動車ターミナル(JMT、本社・東京都千代田区、藤田裕司社長)が運営する京浜トラックターミナル内に立地。コスモ系列のキタセキが運営する京浜トラックターミナル平和島SSに併設される形で開設された。供給方式は液化水素貯蔵(オフサイト式)で水素の貯蔵能力は3000㎏。これは大型トラック100台に充塡できる量だという。
短時間での充填を実現するため、2つのノズルを使って充填する方式を採用。これにより、大型トラック1台の充填にかかる時間は10分程度まで短縮され、トラックの稼働時間を極力減らさない運行を実現していく。
8日に現地で行われた開所式には、東京都の小池百合子知事、経済産業省資源エネルギー庁の村瀬佳史長官、Commercial Japan Partnership Technologies(CJPT)の中嶋裕樹、JMTの藤田社長ら関係者多数が出席し、記念のテープカットが行われた。
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