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　ＮＴＴロジスコ（本社・東京都中央区、中江康二社長）は20日、西日本地域におけるエンターテインメントグッズの物流サービス強化を目指し、大阪府八尾市に「西日本エンターテインメントロジスティクスセンター（西日本ＥＬＣ）」（写真）を開設すると発表した。９月から稼働を開始する。

　エンタメグッズの物流は、業界特有の荷量波動への柔軟な対応や、各販売チャネル（店舗向け、ＥＣ向け、イベント向けなど）に合わせた出荷作業、入荷作業時の輸入製品の全数検査や出荷作業時のセット化作業など商材に合わせた独自の要件が求められる。同社ではこれまで、２０２４年２月に千葉県八千代市に東日本エンターテインメントロジスティクスセンターを開設するなど東日本向けにエンタメグッズ業界向けサービスを展開してきたが、今回、西日本エリアで初となる専用拠点を開設するもの。これにより、東西両域で顧客のサービス要求水準を充たすとともに、配送リードタイム短縮や配送コスト削減、ＢＣＰの確保などを実現する。

　新設する西日本ＥＬＣは地上４階建て、延床面積２万４２３０㎡。西名阪自動車道・藤井寺ＩＣから約３・３㎞と至近なほか、最寄駅から徒歩圏内にあるため、従業員の確保などにも優位性がある。倉庫内は空調設備を備えているほか、非常用発電設備や太陽光発電設備、全館ＬＥＤ照明を導入している。ＮＴＴ都市開発が開発した物流施設を賃借するもので、施設開発から物流サービス提供までをＮＴＴグループで連携した事例となる。