カーゴニュース 2026年4月23日 第5430号
アサヒロジスティクス(本社・さいたま市中央区、横塚元樹社長)は15日、東京都内で2026年度経営計画発表会を開催し、横塚社長が25年度実績と26年度経営方針を説明した。
横塚社長は「25年度の当グループは『いいねがもらえる仕事をしよう!』をスローガンに、物流に対する注目度が高まるなか、多くの人から評価・好感をいただけるような物流を作り上げることを目指しスタートした」と話し、25年度を振り返った。
25年度は、食品物流を手がけるレインボー物流(本社・大阪府高槻市)をグループ化した。また、花見台共配センターを建て替えたほか、八戸共配センター、仙台泉物流センター、新橋サテライトを開設。グループのアサヒフレッシュロジでも守谷センターや狭山センターを移転するなど、拠点の新設・更新を行った。横塚社長は「今後も、課題のある拠点や不足するキャパシティに対し適宜適切な設備投資を行い、物流インフラを盤石化していく」と説明した。
人材確保・育成の面では、今年4月に施行された「AT限定中型免許」にあわせ、中型AT教習車をグループの川越自動車学校に導入した。さらに、安全研修施設である滑川福田センターの機能を強化したほか、女性サービスドライバー研修の開催、特定技能外国人ドライバー育成モデル確立への取り組みを行った。
施設内の自動化に関しては、草加常温センターに自動倉庫「オートストア」と、飲料ケースの仕分けを自動化するシステムを導入し、現場の負荷低減を図る取り組みを行った。
25年度実績(速報値)は、単体売上高が516億9400万円、経常利益は25億円で、増収増益となった。連結では売上高が666億5200万円、経常利益が33億円だった。
26年度の計画発表の前に今後の見通しについて触れた横塚社長は「経営課題としては、厳しい経営環境が続くなか、『供給能力』を磨き、当社に頼みたいとお客様に言っていただけるような、価値の高い物流事業に特化するとともに、事業の幅を広げていくことが大事」と強調。「お客様に対し、持続可能な物流体制の構築に向け一緒に取り組んでいただきたいということをしっかりお願い、相談することにより、いかにその体制を構築することができるかを重要視している」と述べた。そのうえで、「当社は『物流サービス業』であり、お客様が何を求めているのかをしっかり見て、聞いて、考えなければならない。そしてその結果を行動に反映させ、サービスとして提供する――こうしたことを実践し続けなければならない」と力を込めた。同社では「東日本から中部・関西までの食と農を支える物流インフラを確立しよう!」を中期経営ビジョンに掲げ、食品の生産地から店舗、消費者に至る広範の物流ネットワークを構築し、30年度には連結売上高870億円を見通す。
26年度は、連結で715億円(単体では558億円)の売上を計画している。具体的な取り組みとして、茨木共配センターと富山ドライ物流センターの開設を予定。茨木共配センター開設にあたり、レインボー物流と連携し中部・関西のネットワーク構築に向け動き出す。富山ドライ物流センターには自動化システムを水平展開する。また、共配センターには作業員の負荷軽減を図るための設備の導入も推進していく。
さらに組織改編を行い、運行物流本部と共配物流本部を集約、エリアごとに編成しなおし、共配物流第1本部、同第2本部に再編する。さらにコンプライアンス本部を組織し、グループ全体のコンプライアンス強化、リスクマネジメントの推進を図る。また、DX推進部を設置し、デジタル、AIの活用を推進していく。
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