カーゴニュース 2026年4月28日 第5431号
4月1日付で国土交通省物流・自動車局貨物流通事業課長に就任した。前職は航空局航空ネットワーク部航空ネットワーク企画課長で、航空ネットワークの強化や空港を活用した地域振興などを担当。その前は海事局外航課長として国際海運行政に携わる。1999年に運輸省に入省し、鉄道・航空・外航海運や成田空港の機能強化にも取り組むなど、交通運輸分野のインフラ関連政策に関わることが多か
った。
物流分野での仕事に携わるのは初めてだが「物流は人体に例えれば血液だ。トラック輸送は肺から取り込んだ酸素を全身に行きわたらせる赤血球のように重要な役割を担っている」と強調。トラック輸送の様々な課題解決に向け、取引環境改善やドライバーの賃金引き上げを目指す。「関係者から幅広く話を聞きながら、緊張感を持って取り組んでいく」と抱負を述べる。
トラック業界の大きな課題は「人手不足対策と生産性向上だ。しっかりと対策を講じていく」と話す。具体的には「価格転嫁と適正な運賃収受を推進することで賃金引き上げを実現し、魅力ある職場環境にすることが重要だ。その観点から言えば、トラック適正化二法が規定する適正原価制度はブレークスルーをもたらすのではないか」と期待を語る。「多くの人がトラック業界への入職を目指すような環境づくりを行っていきたい」と意気込む。生産性向上については「DXや機械化により運行が効率化する。生産性が高まり、やがて物流全体の生産性向上につながることが望ましい」。
仕事のポリシーは〝楽しい職場をつくる〟ことと〝スピード感を持って取り組む〟こと。「仕事は楽しく取り組むことが大切。そして時代の変化は驚くほど速いため、完璧主義よりもスピードを重視したい」と話す。
指田徹(さしだ・とおる) 1999年東京大学経済学部卒業後、運輸省(現・国土交通省)入省。国交省鉄道局幹線鉄道課長補佐、航空局航空戦略課長補佐、大臣官房総務課企画官など経て、航空局航空ネットワーク部首都圏空港課成田国際空港企画室長、内閣官房内閣参事官(内閣官房副長官補付)、海事局外航課長、航空局航空ネットワーク部航空ネットワーク企画課長を歴任。今年4月に現職。コロンビア大学公共政策大学院卒。趣味はドライブで、愛車を運転して各地の温泉地を巡ることも。大学時代はテニスに汗を流し、今はゴルフを楽しむ。1975年生まれ、東京都青梅市出身、50歳
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