CLOの属性

カーゴニュース 2026年11月5日 第5480号

Hacobu調査
特定荷主、CLO選任済みは約7割

荷待ち・荷役時間は改善傾向

2026/11/04 16:00
全文公開記事 荷主・物流子会社 運賃・コスト 物流データ・統計・調査

 Hacobu(本社・東京都港区、佐々木太郎社長CEO)は10月29日、全国の特定荷主企業に勤務する101人を対象に行った、物流統括管理者(CLO)の選任状況と物流改革の進捗に関する実態調査の結果を公開した。

 

物流部門のトップや役員クラスがCLOに

 

 同調査によると、CLOを「選任済み」の企業は67・3%で、「選任予定」が9・9%だった。2月に実施された同調査では「選任済み」が30・7%、「選任予定」が45・5%となっており、CLOの設置に進捗が見られた。一方、選任状況が「分からない」という回答は15・8%で、一部の企業ではCLOの選任状況が社内に十分に共有されていないと考えられる。

 

 また、CLOの属性については、「従来の物流部門のトップ」が45・6%で最多となった。「経営企画などの全社横断部門の役員クラス」が22・1%、「主力事業のトップ」が20・6%、「社長・副社長」が5・9%と続き、企業ごとに様々な出自のCLOが生まれていた。

 

 物流改革全体の進捗状況については、「CLOの選任や中期経営計画の作成・提出など、法令対応を中心に進めている」が26・7%で最も多かった。物流改革による定量成果を確認できている回答者は「一部の拠点・テーマで」(5・0%)、「複数の拠点・部門で」(1・0%)、「全社的に」(5・9%)の合計11・9%にとどまった。このことから、多くの特定荷主は法令対応と現状把握・戦略策定など改革の準備段階にあり、成果創出に向けた施策の実行はこれからであることがうかがえる。

 

半数近くが物流コストの上昇を実感

 

 2026年4月以降の現場指標については、荷待ち時間が「改善した」は13・9%、「やや改善した」が42・6%の合計56・4%が改善を実感していた。荷役時間は「改善した」が9・9%、「やや改善した」が39・6%で合計49・5%と約半数が改善傾向にあった。一方で、積載効率は「改善した」が6・9%、「やや改善した」が31・7%の合計38・6%となり、改善に遅れが見られた。物流コストについては、「上昇した」が18・8%、「やや上昇した」が29・7%の合計48・5%となり、半数近い荷主がコストの増加を感じていた。

 

 次の半年で最も注力する物流改革領域は「法令への確実な対応」が28・7%で最多。「データ・IT・AI基盤の整備と活用」が14・9%、「データに基づいた物流の現状把握」が12・9%で続き、物流改革の前提となるデータ基盤の整備を優先する企業が多くみられた。             

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