三井倉庫ホールディングス（本社・東京都港区、古賀博文社長）は２日、２０２５年３月期第１四半期業績を踏まえ、通期の連結業績予想を修正した。

　売上高予想は２７５０億円で、５月10日に公表した数値を据え置いたものの、営業利益は１５０億円から１５５億円、経常利益は１４２億円から１４８億円、当期純利益は85億円から87億円にそれぞれ引き上げた。

　紅海情勢やパナマ運河の通航制限の影響による海上輸送から航空輸送へのシフト（船落ち）が発生したことや、九州地区での半導体の取り扱いが好調だったこと、収受料金の適正化が当初計画を上回って進捗していることにより、利益が前回予想を上回る見通しになったことから、予想値を修正した。

　なお、同社の25年３月期１Ｑ業績は、売上高６５６億２０００万円（前年同期比０・６％減）、営業利益38億２８００万円（37・８％減）、経常利益39億９３００万円（38・８％減）、純利益29億７５００万円（21・３％減）。