カーゴニュース 2025年6月10日 第5345号

「トラック適正化二法」特集

全ト協/理事会
「トラック新法、仏に魂を入れる」坂本会長

「標準的な運賃」が「適正原価」に進化

2025/06/10 07:00
全文公開記事 トラック輸送 団体

 全日本トラック協会(坂本克己会長)は5日、理事会を開催した。トラックドライバーの適切な賃金の確保とトラック運送業界の質の向上などを目的とした、貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律案および貨物自動車運送事業の適正化のための体制の整備等の推進に関する法律案が4日の参議院本会議で賛成多数により可決・成立したことを受け、坂本会長(写真)は関係者に謝辞を述べるとともに、「これからが勝負となる。ひとつの方向性に向かい、まとまることができるのが業界のいいところだ。これを機にまじめな事業者が報われるようないい業界にしていこう」と呼びかけた。

 

 坂本会長は、「あっという間に法律ができた。荷主対策の深度化、標準的な運賃の告示、物流改正法――とホップ・ステップ・ジャンプという形で法律ができ、皆さんの日頃のお仕事の貢献に敬意を表したい。皆さんの手で(法律という)仏をつくったのだから、ご利益があるようにしなければいけない。ドライバーの給与が上がり、まじめな事業者が報われ、そして荷主や社会もよくなるように仏に魂を入れていく」と強調。新法で国土交通省が定める「適正原価」について「標準的な運賃が進化したものが適正原価だ。標準的な運賃がなくなってしまうのではなく、根っこにはある」と述べた。

 

 国土交通省の鶴田浩久物流・自動車局長は、新法に関し「輸送の適正化、ドライバーの賃上げに向けて意義深い法律だと思う。坂本会長をはじめ各トラック協会幹部の皆様のご尽力のたまものだ。今後、仏に魂を入れるため、皆様にご意見をいただき、様々な関係者の発展につながるよう方針を決めていく」と挨拶。三輪田優子貨物流通事業課長は新法のポイントを説明し、違法の「白トラ」の利用の禁止では、新たに輸送を委託した荷主にも規制がかかるように厳格化したことなどを報告した。

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