カーゴニュースオンライン

　車両動態管理システム「ＤｏＣｏＭＡＰ」などを提供するドコマップジャパン（本社・東京都港区、浦嶋一裕社長）と、物流需要予測などシミュレーションツールの開発などを手がけるアイディオット（本社・東京都渋谷区、井上智喜代表取締役）は22日、改正物流効率化法への対応を背景に、物流業界におけるコンサルティングサービスの共同展開に向け、業務提携契約を締結したと発表した。

　具体的な提携内容によると、ドコマップジャパンは「ＤｏＣｏＭＡＰ」による車両の位置情報や運行データの取得・管理・可視化を通じ、物流現場のコスト削減、安全性向上、環境対応強化を支援。アイディオットは、同社のデジタルツイン分析基盤の技術により得られたデータを多角的に分析し、物流統括管理者（ＣＬＯ）に求められるＫＰＩの可視化、最適化、物流・サプライチェーン全体の構造改革や運用最適化を提案する。両社は個別のコンサルティング案件において、役割分担や対応体制を構築し、提案から導入、効果測定、国土交通省へのレポーティングまでの一貫支援を行う。また、将来的には、ＣＬＯを中心とした荷主企業の物流戦略立案を支援する標準モデルの構築を目指す。