カーゴニュース 2025年9月16日 第5371号
カンダホールディングス(本社・東京都千代田区、原島藤壽社長)は6、7日の両日、30回目となる改善活動の「ダッシュ21中央発表会」を都内で開催した。今回はグループ内の2787人、219サークルが参加した。原島社長は「今回で30回目の節目となる。ダッシュ活動が行えている職場は、風通しが良くコミュニケーションが良好だ。一人ひとりが考えて、職場や業務を改善する場にしてほしい」と挨拶した。
6日の「ドライバー部門」では67サークルの代表である10サークルが、7日の「倉庫・管理部門」は152サークルの代表の15サークルがそれぞれの活動内容を発表した。
ドライバー部門の各内容は、安全への取り組み、より良い職場環境の構築、労働時間短縮への活動が中心となり、最優秀賞には埼玉配送三郷営業所の「RedBull」による「適切な人事考課の設定」が受賞した。人手不足の原因のひとつとなっている退職者を減らすため、配達件数に偏りがちな評価制度から、より全般的な評価制度へと変更し目標を達成した。
倉庫・管理部門の各内容は庫内作業の生産性向上や問題点の解決、外国人スタッフの育成、帳票管理のDXによる効率化など、テーマが多岐に渡った。最優秀賞はカンダコーポレーション野田センターの「バインミー」による「品質の向上・セットミス率の削減」が受賞した。1日に約5万個のパンを発送する同現場では、安全な作業方法や出荷頻度順の庫内アドレスの再設定、マテハン機器の知識などの正しい作業指導書や理解度テストを日本語版に加えて外国人スタッフ向けにも作成し、セットミス率を改善した。
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