荷役前にAIでシミュレーション

カーゴニュース 2025年12月9日 第5394号

三井倉庫/三井E&S/日立製作所
AI活用でコンテナターミナル運営を効率化

三井倉庫の神戸港CTで現地実証開始

2025/12/08 16:00
全文公開記事 海運 DX・システム・新技術

 三井倉庫(本社・東京都中央区、鳥井宏社長)、三井E&S(本社・東京都中央区、高橋岳之社長)、日立製作所(本社・東京都千代田区、徳永俊昭社長)は2日、AIを活用したコンテナターミナル運営の効率化技術の実用化に向け、三井倉庫が運営する神戸港六甲RC2コンテナターミナルで11月から現地実証を開始したと発表した。

 

 同技術開発は、国土交通省が実施している港湾技術開発制度における技術開発業務を受託して行うもの。三井倉庫のコンテナターミナル運営のノウハウを活用しながら、日立のAI技術によりコンテナ貨物の特性データをもとにした排出日予測、コンテナ配置計画、荷役作業手順計画を立案し、三井E&Sが開発した荷役シミュレータによる効率性の検証・評価を行うスキーム。

技術開発のスキーム概要

 これまでのコンテナターミナル運営は、熟練の計画立案者による経験と知見に支えられてきたが、近年は貨物量増加や貨物情報が刻々と変化し、計画立案業務がより複雑化している。こうした環境変化に対応するため、3社はAIやシミュレーションをはじめとするデジタル技術の活用を通じて計画立案の高度化を推進し、コンテナターミナル運営の効率化・強じん化を図ることで、持続可能な港湾物流の構築に貢献していく。

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