カーゴニュース 2026年4月7日 第5425号
国土交通省は3月31日、「事業用自動車総合安全プラン2030」(安全プラン2030)を策定した。運送業界でのドライバー高齢化などに伴う人手不足への対応として、健康に起因する事故対策や、経験が未熟なドライバーへの安全対策を推進。また、運行管理の高度化を一層推進し、安全性を確保しながら効率的な輸送の実現を図る。
30年までの事故削減目標は、トラック・バス・タクシーを合わせ、24時間死者数225人以下(バス・タクシーの乗客は死者数ゼロ)、重傷者数1740人以下、人身事故件数1万6500件以下、飲酒運転ゼロ件とした。また、施策効果について適切な評価を行えるよう、総走行距離あたりの指標も設け、死者数は0・31人/億㎞以下、重傷者は2・39人/億㎞以下、人身事故件数22・68件/億㎞以下とした。
トラックについては、近年軽貨物車の事故が増加していることを踏まえ、軽貨物を除いたトラックと軽貨物を分け、それぞれで30年までの事故削減目標を定めた。目標人数と軽貨物を除いたトラックは、24時間死者数175人以下(0・30人/億㎞以下)、重傷者数820人以下(1・42人/億㎞以下)、人身事故件数5800件以下(10・04件/億㎞以下)、飲酒運転ゼロ、追突事故件数2380件以下(4・12件/億㎞以下)とした。
一方、軽貨物は、24時間死者数15人以下(0・26人/億㎞以下)、重傷者数300人以下(5・11人/億㎞以下)、人身事故件数3300件以下(56・20件/億㎞以下)、飲酒運転ゼロ、追突事故件数970件以下(16・52件/億㎞以下)とした。
なお、昨年までの「安全プラン2025」では、トラックの事故削減目標(一般トラックと軽貨物を合わせた数値)は、重傷者数のみを達成。24時間死者数、人身事故件数、飲酒運転、追突事故件数のいずれも未達成だった。今後、全日本トラック協会は「安全プラン2030」の策定を受け、業界主導での目標を設定し、安全対策を強力に推進していく考え。
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