カーゴニュース 2026年4月21日 第5429号

国交省海事局/中企庁/公取委
荷主に内航海運への価格転嫁徹底を要請

2026/04/20 16:00
全文公開記事 荷主・物流子会社 行政 海運

 国土交通省海事局、中小企業庁、公正取引委員会は9日、内航海運を利用する荷主企業に対し、燃料価格高騰を踏まえた運賃への価格転嫁の徹底を求める要請文書を発出した。中東情勢の緊迫化に伴い、重油価格の上昇や供給制限が発生し、内航海運事業者の運営に支障が生じる懸念が高まっていることを受けた対応となる。

 

 要請では、燃料価格上昇分を適切に運賃へ反映するため、運賃改定や燃料サーチャージ導入に関する協議に誠実に応じることを求めた。協議を行わず従来運賃を据え置く行為や、値上げ要請に対し理由を示さず転嫁を拒否する対応は、独占禁止法や中小受託取引適正化法(取適法)に抵触するおそれがあると指摘。

 

 また、燃料サーチャージについては、契約期間中の燃料価格変動を反映する仕組みとして有効であり、基準価格の設定や制度導入への理解を求めた。とくに、やむを得ず燃料調達先を変更した結果として実際の燃料費負担が増加した場合には、その増加分を荷主側が負担するよう配慮を要請している。

 

 政府はすでに補助制度や備蓄放出による価格抑制策を講じているが、内航海運の持続的な輸送力確保には構造的な価格転嫁が不可欠だと強調。今年1月から発荷主の内航運送契約の一部が取適法の適用対象とされたことも踏まえ、荷主と内航事業者の適正取引の徹底を改めて求めた。

 

 

続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
  • バックナンバー

日付で探す

* 毎週火曜日・木曜日発行。(祝日は休刊)

第一倉庫株式会社 日本通運 uprのピーアール。 鉄道貨物協会 第一工業株式会社 アライプロバンス ジェイエスキューブ プロテクティブスニーカー協会 A-TRUCK 富士物流のホームページにニュースを提供中!! 日通NECロジスティクス提供 物流用語集