カーゴニュース 2026年5月28日 第5438号
吉田海運(本社・長崎県佐世保市、吉田康剛社長)は危険物倉庫事業に本格参入する。1月に福岡県苅田町で同社初となる危険物倉庫1棟が竣工。来年2月には、愛知県一宮市で7棟の危険物倉庫が竣工予定だ。
同社は豊富なラインアップの約1000台のトラックを保有し、全国に28ヵ所の輸送拠点を配備。近年、各地で倉庫の拡充を加速しており、天井クレーン付きの重量物倉庫や冷凍冷蔵倉庫を含め、2026年以降に竣工予定の倉庫スペースは約14万㎡にのぼる。
1月に竣工した「LOGI STATION福岡苅田」は、重量物倉庫1棟、重量物倉庫と一体となった2階建てのドライ倉庫、危険物倉庫の3棟で構成。重量物倉庫には40t、30tの定置型天井クレーンを備える。危険物倉庫(864㎡)は6部屋に分かれており、消防法危険物第4類に対応する。
苅田町は門司港や苅田港、北九州空港からのアクセスが良く、自動車メーカーや部品メーカーが立地している。重量物倉庫2棟については吉田海運が自社で運営するが、ドライ倉庫と危険物倉庫が賃貸を想定している。
来年2月には「一宮危険物倉庫」が竣工予定。全7棟(延床面積6308㎡)のうち危険物第2類の1棟は3部屋に分かれており、6棟は危険物第4類に対応する。6棟のうち2棟は3部屋に分かれており、温度調整機能により20℃以下で管理を行える。床荷重は2・5t/㎡を確保した。
敷地内には吉田海運のトラック営業所を併設する計画だ。リチウムイオン電池、化学品、化粧品など幅広い貨物をターゲットとし、一部に移動ラックの導入も検討。第4類の危険物倉庫は荷主や物流会社への一棟貸しのニーズにも対応する。
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