カーゴニュース 2026年10月8日 第5473号
物流に関する基本政策を企画・立案する物流・自動車局物流政策課長に7月31日付で就任した。1996年に運輸省(現・国土交通省)に技官として入省し、前職は北海道局港政課長として北海道の港湾・空港の整備や利用、防災・国土保全などに取り組み、第9期北海道総合開発計画の策定にも参画した。
物流政策課長への就任にあたり「『総合物流施策大綱(2026年度~30年度)』の着実な推進と、改正物流効率化法が掲げる施策の実行に取り組む」と意気込みを示す。物流全体に関与する立場から、当面最大の課題である輸送力不足の解消と物流の持続可能性確保に注力する。
物流の「2024年問題」について「けっして解消されたわけではない。推計では30年度に最大で25%、最小で7%の輸送力不足が懸念される」と指摘。「トラック積載率の向上をはじめ、荷役・荷待ち時間の短縮、貨物鉄道や内航海運に加え、ダブル連結トラックや国内航空、自動運転トラックなども含めた〝新モーダルシフト〟の普及を促進し、輸送力確保に万全を期したい」と語る。
関東地方整備局の港湾物流企画室長として京浜港の利用促進を担当した際は、国際海上コンテナの取扱量拡大に取り組み、港湾と貨物鉄道の連携や、荷主との協力によるコンテナラウンドユースの重要性を実感した。今後も荷主・物流事業者・行政が緊密に連携し「〝共創〟の考えに基づき、持続可能な物流を実現していきたい」と話す。
正岡孝(まさおか・たかし)
96年大阪大学大学院工学研究科博士前期課程土木工学専攻修了。同年運輸省入省。港湾局技術企画課技術基準審査官、港湾荷役システム協会先端物流戦略研究所研究主幹、中国地方整備局港湾空港部長、北海道局港政課長などを歴任。趣味はスポーツ観戦で、高校野球、駅伝、大相撲を好む。中学高校ではテニス部で汗を流した。儒教古典の言葉「日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり」と仏教由来の「一日一生」の精神を大切に仕事に臨んでいる。1971年8月生まれの55歳
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