岡山CONNECT物流センター

カーゴニュース 2025年4月24日 第5334号

ヨコレイ
「岡山CONNECT物流センター」竣工

運送会社と協力しスイッチ輸送も

2025/04/23 16:00
全文公開記事 コールドチェーン 環境・CSR

 横浜冷凍(ヨコレイ、本社・横浜市西区、古瀬健児社長)は18日、岡山市南区で「岡山CONNECT物流センター」を竣工した。収容能力は3万51t (F級2万4914t、C&F級4537t、C級600t)。同社が注力する「複合型マルチ物流サービス」に対応した、入出庫効率の良いL字型バース(28バース)を完備する。中四国エリア初となる本格的な冷凍倉庫機能を備えた物流拠点であり、ヨコレイとして中国地区への初進出となった。

 

 関西・九州・四国を結ぶ要衝に位置している。高速道路ICからのアクセスにも優れ、広域配送の効率化を実現する物流戦略拠点として、地域経済と流通網のさらなる発展に貢献していく。また、物流業界で課題とされる「2024年問題」にも対応するため、保管・仕分け・流通などの機能を集約した複合型物流センター。中継・集約型物流の効率化を図ることが可能な「CONNECT(つなぐ)」をコンセプトにしており、運送協力会社の協力のもと、トラックのスイッチ輸送も開始する。

 施設には省エネ型自然冷媒冷却設備を導入したほか、陽圧デジカント空調システム、自然対流冷却方式、移動ラック(8816パレット)、カーゴナビゲーションシステムなどを採用。地球にやさしい最新鋭の次世代型冷蔵倉庫を追求し、省エネ化の取り組みのひとつとして、ヨコレイ最大級の太陽光発電システムと大容量リチウムイオン蓄電池を導入。平常時だけでなく災害等の非常時にも同センターで発電したエネルギーで倉庫内の冷却が可能となっている。また、センターの社用車にはEV(電気自動車)を採用し、太陽光発電システムと蓄電池を連携させた充電ステーションを災害時には非常用電源として利用可能で、BCP対策も充実している。

 

 古瀬社長は、建設に携わった関係者に感謝の意を表すとともに、「岡山CONNECT物流センターの名称には、阪神と九州の2ブロックをつなぐ中継拠点の意義を込めている。大規模なL字型の接車トラックバースや荷捌場には広いユーティリティースペースを配置するなど、様々なお客様のニーズに対応できる設備を有している。また、太陽光発電設備、蓄電池等も設置し、BCP対策も講じた環境型の最新鋭のセンターとなっている。中四国地区の交通インフラの整備も進んでおり、今後、同センターは中国・四国を含めた広域なコールドチェーンの中心拠点としての成長と、物流の要衝としての機能を最大限に発揮することを期待している」と述べた。    

古瀬社長
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