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2025/05/12
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安全・BCP
カーゴニュース 2025年4月24日 第5334号
佐川急便(本社・京都市南区、笹森公彰社長)は21日、関西国際空港の倉庫エリアに「SAGAWAグローバルECセンター関西」を開設したと発表した。佐川急便りんくう営業所が管轄するセンターとしての機能と、SGHグローバル・ジャパン(本社・東京都江東区、三古健二社長)の保税蔵置機能を併せ持ったゲートウェイ施設として、今月11日から稼働を開始している。
新センターの延床面積は9477㎡で、うち佐川急便の管轄分が6631㎡、SGHグローバル・ジャパンの管轄分が2846㎡。仕分ラインの処理能力は1万個/時。SGHグローバルが管轄する保税蔵置場と佐川急便の国内仕分けエリアがベルトコンベアでつながった構造をグループとして初めて採用した。これにより、保税から仕分け、国内発送までの一連のプロセスをシームレスかつ効率的に行えるようになった。
今回のセンター設置により、佐川急便では、従来2回に分けて行っていた仕分け作業が1回で完了できるようになり、作業効率の向上とリードタイム短縮を実現。今後は集荷締切時間の延長による利便性向上や24時間運用体制の構築も視野に入れていく。
また、SGHグローバル・ジャパンでも、海外EC事業者に対し、通関許可から国内発送までをシームレスに連結することで、最短のリードタイムを提供することができ、越境EC需要の取り込みを拡大していく。
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