カーゴニュース 2025年9月4日 第5368号

メニコン/福山通運など
自動倉庫システムで物量増に対応

最新ソリューションで大幅な効率化へ

2025/09/03 16:00
全文公開記事 荷主・物流子会社 倉庫・物流施設 マテハン

 メニコン(本社・名古屋市中区、川浦康嗣社長CEO)、福山通運(本社・広島県福山市、熊野弘幸社長)、IHI物流産業システム(本社・東京都江東区、川田基浩社長)、仏Exotec SASの日本法人であるExotec Nihon(本社・東京都港区、立脇竜アジアパシフィック地域社長)の4社は連携し、Exotecが開発した倉庫自動化ソリューション「Skypod(スカイポッド)」(イメージ)を福山通運が所有・運営するメニコン向け物流センター「千葉八千代支店」(千葉県八千代市)に導入する。稼働開始は来年後半を予定している。

 

 今回導入する「スカイポッド」は今年2月にリニューアルされた次世代モデルで、日本国内では初導入。メニコンと福山通運は、2025年度下半期に予定しているメニコンのマレーシア新工場の稼働開始に伴う物量増加への対応と、今後の人手不足に備えた省人化を図るためスカイポッドの導入を決めた。

 

 「スカイポッド」は前後左右上下の3次元方向に走行可能なロボットが、対象商品をピッキングし、作業者のもとへ搬送する倉庫自動化ソリューション。手作業によるオペレーションと比べ、保管効率・出荷速度・作業品質を飛躍的に向上させることができる。次世代モデルの「スカイポッド」は従来モデル比で出荷処理能力を最大50%、保管密度を約30%向上し、オーダーごとの優先度や配送ルートを考慮した出荷順序の最適化、バッファー機能を備える。オムニチャネルに対応した段階的拡張も可能で、省人化に加え、ピーク時の安定運用やリードタイム短縮、サービスレベル向上などが期待できる。

 

 IHI物流産業システムとExotecは21年に戦略的パートナーシップを締結。今回のプロジェクトでIHIは全体の統括を担い、エンジニアリング・据付・アフターサービスまでを一貫して対応する。4社は今後もサプライチェーン全体の最適化を追求し、持続可能な物流の実現に取り組んでいく。  

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