カーゴニュース 2025年10月16日 第5379号
日本通関業連合会(通関連、岡藤正策会長)は8日、「通関業の日」にあたり、会長特別表彰の表彰式を行った。3月に開催された「IFCBA(国際通関業連合会)2025京都国際会議」、2025年度に創設された通関連の新規事業である「EPA関税認定アドバイザー制度」に貢献した3氏を表彰した。
岡藤会長(阪急阪神エクスプレス)は、「『通関業の日』は今年で第8回目を迎えた。毎年この日に、通関業界に多大なる功績を残し、連合会の事業に協力してくださった方を表彰する式典を開催している」と説明し、受賞者に祝辞を贈った。
3氏のうち、旭化成のリードエキスパート(通商)経営企画部部付で、アメリカ合衆国税理士、通関士有資格者の田中雄作氏は、「IFCBA2025京都世界会議」で講師として登壇し、会議の成功に貢献。また、財務省「EPA利用推進有識者勉強会」でEPA関税認定アドバイザーの導入を提唱し、同アドバイザー養成講座の企画・講師を務めるなど、通関業の発展と認知度向上に尽くした。
また、アイシンのグループ営業本部営業管理部販売管理室FTA戦略推進グループ通商連携強化主査兼グループ長の清水一氏も財務省「EPA利用推進有識者勉強会」でEPA関税認定アドバイザーの導入を提唱するとともに、同アドバイザー養成講座の企画のほか、講師としても貢献した。
ティー・ティー・シー代表取締役副社長(東京通関業会通関士部会委員長、ジェトロ認定貿易アドバイザー、通関士有資格者)の岡部典子氏は、「IFCBA2025京都世界会議」でパネリストとして登壇。政策研究大学院大学(GRIPS)で通関業の意義について講義するなど、通関業の発展と認知度向上に顕著な功績を残した。
このほか、連合会理事を退任した喜納政芳氏、熊坂高氏、今村忠如氏に岡藤会長から感謝状が贈呈された。
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